vol.6 「服からエコロジーを考える」~古くて新しい“物々交換”を実現させたサステナビリティーのジャンヌダルク~

参加者同士が着ていない服を持参し、代わりに気に入った服を持ち帰ることができるフリースタイルのイベント“xChange”を主催している丹羽順子さん。服はすべて無料というこの斬新なイベントは毎回大盛況!地球環境にも配慮しながら積極的にオシャレを楽しむ--そんな美しいコンシャス・ライフの実現を目指して、「消費の文化から愛の文化へ」をテーマにムーブメントを巻き起こしている丹羽さんの活動に迫りました。

地球に配慮しながらもオシャレを楽しみたい!

xChangeファッションに身を包んで
xChangeファッションに身を包んで

“着ないのにクローゼットを占領してしまっている服、ありませんか?捨ててしまうのはもったいない。その服があなたにとっての古着でも、他の人にとっては新しいファッションアイテムで大切に着続けてくれるかもしれません。だから〈交換っこ〉しませんか?”
古着を持ち寄って交換する、そんなイベント「xChange」を立ち上げ、毎回、大盛況へと導いている丹羽順子さん。「xChange」開催のきっかけは、地球のために何かしたいという思いでした。

「2003年から1年間、ロンドンの大学院でサステナビリティ(持続可能性)について学びました。もともと私は都会っ子なんですが、キャンプ好きで山の中に入るのが好きだったり、船旅を通じて国際交流を図るNGOのピースボートの活動をしたり、さまざまな経験をするうちに、環境に対する意識がとても変わってきて、勉強したいと思いまして。で、いろいろ学んでいくなかで、行き着いたのが、“消費を改めないと、この世の中はうまくいかない”ということだったんです」

お気に入りの服に出会えますように♪
お気に入りの服に出会えますように♪

とくに丹羽さんの意識を刺激したのが、服のために生じている環境負荷と社会負荷でした。
「日本ではまだあまり言われていませんが、洋服1枚を作るために環境に負荷をかけ、途上国の人たちの生活がないがしろにされている。そういった現状を知ってしまったら、それまでのように流行のファッションを追いかけるような消費型の買い物ができなくなってしまったんです」

「知ってしまったらそこには目はつぶれない!」正義感の強い丹羽さんは確固たる思いを抱いたと言います。しかし、その一方で頭に浮かんだのが「でも、オシャレは楽しみたい!」ということ。その思い、女性なら誰もが深くうなずけることでしょう。
「じゃあどうすればいいんだろうって考えまして、そこで思いついたのが、友だちと服を持ち合って交換会をすることだったんです」

今回のxChaneの舞台「+ING Attic」は素敵な彼女がお出迎えしてくれます
今回のxChaneの舞台「+ING Attic」は素敵な彼女がお出迎えしてくれます

ちょうどその頃、海外でファッション・スワップ・パーティーやクローズ・スワッピングと呼ばれる洋服の交換会が流行していることを知った丹羽さんは、日本でも同じように〈交換会〉がイベントとして楽しく開催できないか、考えるようになりました。

そして記念すべき第1回が実現したのが、2007年9月。東京都内のバー・ラウンジで代官山のヨガスタジオ、ヨガジャヤと共同で開催した初のxChangeは、コンシャスなメッセージ満載のイベントとなり、150人もの人達が集い大盛況に!以降、様々なコラボレーターと2、3カ月に1度のペースで都内を中心に開催、09年2月で10回目を迎えました。

今回、xChangeの舞台になったのは東京のおしゃれタウンとしても有名な代官山の「+ING Attic(プラスイング アティック)」というスペース。通常は美容雑誌「+ING(プラスイング)」の撮影スタジオとして利用され、3Fは美容室boyにお客さまから寄贈された本が読めるライブラリーとして開放しているほか、現代アートの発表の場や商品の展示会、ミーティング、レクチャー、トークイベント、ワークショップの会場、撮影スタジオなどのレンタルスペースとしても使うことができるおしゃれな建物です。
この美容雑誌「+ING(プラスイング)」がxChangeを取材したことがきっかけで今回の開催が決まったとのことです。

期間中にはトークライブなども行われた期間中にはトークライブなども行われた

最終日となる2/14には社会派ファッション・ジャーナリスト(元マリ・クレールの編集長)の 生駒芳子さんをお招きしての「エコこそ究極のLOVE & BEAUTY」は大盛況最終日となる2/14には社会派ファッション・ジャーナリスト(元マリ・クレールの編集長)の生駒芳子さんをお招きしての「エコこそLOVE & BEAUTY」が開かれ、大盛況

東京ロハス