vol.2 「都市と地域をつなぐ」~まちづくりから始まる東京ロハス~ ソーシャルデザイナー 浅 雄一さん

関東ツーリズム大学

浅さんが、里美地区の遊楽、那須の創造の森での体験をもとに、新しい形の大学として、2009年春に「関東ツーリズム大学」の開校を予定し、企画に関わっています。
「「旅する授業」と題して、耕作放棄地や空き家、廃校などの現場を学びのフィールドとして、授業を行っていきます。授業の構成として、体験型、学習型、社会貢献型、研究開発型の4つのタイプと、農、食、山、水、文化歴史、アート、環境、エネルギー、ライフスタイルの9つのカテゴリーがあります。
知ることをやめないこと。それには旅がとてもよい手段です。僕も、関東ツーリズム大学のキャンパスの開発の為に、すごくたくさんの地域を訪れて、たくさんのことを学びました。だからこそ、自分のライフスタイルをより強く、考えることができるようになりました。皆さんにも、できるだけ、地域に足を運んでほしいと思います。
人間の時間の感じ方は、同じことを繰り返している、自分がイメージできる知っていることをやっていると、ものすごく早く過ぎていくんです。非日常に身を置くことで、時間を長く感じることができる。子供のころは経験していないことばかりなので毎日が新鮮に思え、夏休みなど長く感じることができますね。大人になると、日常から抜け出せない社会だから時間があっという間に過ぎていくと思うんです。
旅をして日常から離れることや、読書や映画を見たりすることで時間の長さを体験することができると思いますよ。」

浅さんの活動の一部をご紹介します。

山梨でのツーリズム田植え体験
山梨でのツーリズム田植え体験

新潟十日町豪雪地帯での雪かき手伝いツーリズム
新潟十日町豪雪地帯での雪かき手伝いツーリズム

長野県飯島町での間伐体験ツーリズム
長野県飯島町での間伐体験ツーリズム

東京ローカルレストラン

そして、現在企画進行中のプロジェクトが「東京ローカルレストラン。」です。いったい、どんなレストランになるのでしょう?!
「この構想は、創造の森がきっかけになっています。東京には多くのおいしいレストランがありますが、創造の森で初めて食べた食事がとても感動的だったんです。
シェフが御馳走をしてくれるというので、野菜が食べたいとリクエストしたところ、ちょっと待ってて。と言って、スコップ担いで、畑に向かっていったんです。
まさに、今とれたての野菜を食べたとき、「いままで食べていたものはなに?」
と思うくらい美味しくて、その時、「新鮮さ」には何も勝てないと感じてしまったんです。
そして、その感動をより多くの人に伝えたいと思いました。

東京ローカルレストラン
ライブイベント「sachi」の模様

東京ローカルレストランでは、店舗を持ちません。営業日は1か月に1日だけです。日本各地を代表する食材を使って、腕に自信のあるシェフが新しい郷土料理をつくって提供するという、これまでにない運営を行っていきます。そして、伝えるという任務が完了したら、きっと、社会がよい方向に変化しているということですから、この東京ローカルレストランは役割を終え、閉店します。」
毎月1回のイベントには、誰でも参加することができるそうです。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょう。

ソーシャルデザイナーとして、日々活動されている浅さん。都心と地域、それぞれの橋渡しとして、現在も日本各地を飛び回っていらっしゃることでしょう。そして、その貴重な体験を私たちにフィードバックしてくれています。都心で暮らす私たちが、どこかで田舎を感じる瞬間があったとしたら、それは浅さんが仕掛けてくれているのかもしれません。

東京ロハス