ロハスインタビュー -エココンシャスな著名人が語るロハストーク- vol.4 南清貴さん「食を考えずに人生を考えることはできない。健康な生活の基本は食からです」

健康で長く充実した人生を送るために

所属するアミューズにて

私はいま飲食業を生業としているわけだけれども、最終的な目標は学校給食を手がけることです。子どもたちに、私が作ったものを食べてほしい。といっても、直接すべての給食を作ることは物理的、時間的に不可能ですから、私が考えたメニューを子どもたちが食べてくれる日が来ることが夢なんです。

子どもたちの食は、いま、ほんとうにないがしろにされています。子どもたちは、自分の食べるものを自分で選ぶことができない。親が無自覚に与えてしまった食事を摂ることになります。カップラーメンやハンバーガーしか与えていなければ、それが食事だと思ってしまいます。限られた選択肢の中から選ばれた食事を当たり前だと思ってしまうんです。

私はそんな状況を、なんとか変えたいと思っています。そこに向かって、少しずつ進んでいるんです。

いま、日本人の平均寿命は、女性で85歳、男性では79歳くらいです。ここ数十年の間にすごく延びたんですね。女性は23年連続して世界一ですし、男性も世界三位にランクされています。これはとてもめでたいことだと思うんです。ある意味で永遠の願いですよね、少しでも長く生きていたいっていうのは。

ですけれども、健康診断を受けると、「まったく問題ない」と言われる人は10人に1人くらいしかいない。平均寿命と健康診断のデータは、それぞれ違う観点から取られたまったく別の数字なんですけれど、この2つを合わせて考えてみると、とっても不健康で長生きな国ということになる。そして、あなたもその1人なんですよ、ということなんです。

ここに今の問題があると、私は思います。長生きではあっても健康でなければ、幸福とはいえないのではないでしょうか。

あとは、自分の選択です。不健康なままで長く生きるのか。それとも健康で長命な少数派になるのか。その選択を分けるのは、やはり「食」なんです。

究極の食

『究極の食』(講談社インターナショナル) オプティマル・ヒューマン・ダイエット、ナチュラルエイジングなど、南氏が考える「食の哲学」を、健康に生きるための食材など、具体的にわかりやすく解説した本。根底にあるのは「食を変えることで、社会全体が変わっていくはず」という主張である。来春には続編が出版される予定。

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