ロハスインタビュー -エココンシャスな著名人が語るロハストーク- vol.4 南清貴さん「食を考えずに人生を考えることはできない。健康な生活の基本は食からです」

より賢明な食生活のために

あなたの食生活を変えるために、まずすべきことはトランス脂肪酸※4を摂らないこと。それが第一歩です。同時に白い砂糖の使用も控えてださい。

それから、米などの穀物類の精製度を下げてください。
玄米がいちばん良いんですが、玄米に合わないおかずもありますし、炊くのにちょっと時間がかかったりするので、三分搗きでもいいでしょう。今は家庭用の精米機が安く売られていますので、そういうものを利用して、玄米を三分搗きにする。ときには玄米で食べる日もある。そういう食べ方をなさったらどうですか。

あとは豆。パウダー状になっていない豆のままの状態で、サラダにしたりスープに入れたりして食べる機会を増やしてください。水煮などの状態で売っているものでも、セカンドチョイス、サードチョイスとしてはいいんですが、でも、豆料理って、みんなが思っているほど面倒じゃないんです。料理本には一晩水に浸すなどと書いてありますが、熱湯に40分浸せば戻るんです。それから弱火で15分茹でるだけでおいしく食べられます。

まだまだ、たくさんありますが、最初はそういったことからですね。

今日、私が食べたいものですか?
そうですね、まずは青菜のおひたし。これはぜひ食べたい。次が、根菜がいっぱい入ったお味噌汁。サトイモとかゴボウとかニンジンとか、サツマイモもいいですね。それからレンコン。そんなのがごろごろといっぱい入ったお味噌汁。ごま油をちょっと浮かべて、いただきたいですね。

それから三分搗きの米にアマランスを入れて炊いたもの。
アマランスというのは、まだあまり知られていませんが、アステカインディアンたちが常食していたといわれる擬穀物※5です。ケシ粒より少し大きいくらいで、鉄分とかカルシウムとかマグネシウムとか、微量元素が多量に含まれているので、米と一緒に炊くと、不足しがちなミネラルを補えます。サプリメントを摂るよりも、ずっと身体に良いと思います。自然食品を売っている店などで手に入ります。

所属する株式会社アミューズにて

それから、今日は温かいお豆腐を食べたいな。ショウガをちょっとのせて、おいしい生醤油でいただきたいですね。

あとは、定番ですが豆のサラダ。それからちょっと贅沢を言わせていただければ、キャベツか白菜とキノコを、オリーブオイルで軽くソテーしたものがいただければ、十分です。

ごちそうさまでした(笑)。

※4油脂の構成成分である脂肪酸は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分類されるが、不飽和脂肪酸のうち水素の結びつき方が互い違いになっているものをトランス型、同じ向きになっているものをシス型と呼ぶ。天然の不飽和脂肪酸は大半がシス型。トランス脂肪酸の摂取に伴うリスクとして、悪玉コレステロールの増加、動脈硬化や心臓疾患のリスク増大などが指摘されている。トランス脂肪酸は植物油などの液状油を水素添加で固形化する際や、高温で加熱する過程で発生する。植物油を固形化した製品にはマーガリン、ショートニングなどがある。ショートニングは市販の菓子類、パン類などで使われている。

※5穀物は、狭義ではイネ科の植物の種子を指し、米・麦・トウモロコシの三大穀物のほか、ヒエ、アワなどのいわゆる雑穀も含まれる。イネ科以外の植物の種子を穀物に含む場合、マメ科は菽穀(しゅくこく)、その他は擬穀と呼ばれる。擬穀にはアマランス、ソバ、ダッタンソバなどが含まれる。アマランスはヒユ科で、ハゲイトウの仲間。

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