昨今の地球温暖化問題で海面上昇が騒がれています。南太平洋は地球温暖化被害の最先端にあるといわれています。特にツバル、キリバスなどでは、どんどん海水面が上がってきております。国土が失われているわけです。そういったところに緊急支援的な援助、支援を行っております。ツバル、キリバスあたりですと海水面の上昇に伴って、井戸水が塩水化して使えなくなってきております。そういったところにレインタンク。雨水を溜めるようなものですね。
例えば、2000年頃に、ツバルには日本政府からODAの一環として海水の淡水化装置が送られましたが、それは有効に使われていなかったのです。なぜなら、淡水化装置から各家までデリバリーするすべがなかったということが、我々が現地に入ってわかったことでした。送って問題が解決できた。ということではなく、現地に入り、初めてそういう実態を見て、新たな問題を発見することができたのです。結果、デリバリーするための給水車を送りました。それによって、日本のODAの海水の淡水化装置もフル稼働になっています。
それから、マングローブの専門家と一緒に現地入りしまして、マングローブの植林も進めております。
こちらはフィリピンで展開しております。キャッサバをという芋、この芋は、中華レストランでデザートとして出てくるタピオカの原料となるものです。現地ではそれを食している訳ですが、葉っぱは全部捨ててしまいます。そこで葉っぱを使った野生種の養蚕をしております。養蚕すると絹織物になり、さなぎの頃はそれを食べるんですね。貴重な蛋白源になります。私も一度食べさせられたことがありますして、さしみのとろを食べているような油っぽさと生臭さもありますが、それをフィリピンでは養鶏に使うといわれています。養鶏といっても、闘鶏といって、戦わせるようなそういった鶏の養鶏に使います。そのような循環型農業の仕組みを作って、貧困層の村おこし、町おこしを行っております。
環境学校、環境メッセンジャー育成をおこなっております。こちらはアルピニストの野口健さんとタイアップしているプログラムとなっています。
環境問題の最前線に入っていただいて、例えば、代表として、富士山ですとか、佐渡島、小笠原に行っています。環境問題、あるいは、世界遺産に指定された白神山地などがありますが、そういったところに入ってもらって、最前線でどういった問題があるか体験してもらい、子供たち自らに問題を解決してもらう。子供たちの目で見たもの、体験したことを情報発信してもらうというプログラムです。環境教育サイト「EE-Kids」などを活用し、ブログを通した疑問や質問などのコミュニケーションも促進しています。
小笠原エリアでの子供たちの活動は、町議会、村議会まで動かし、それがきっかけになりまして、環境レンジャー部隊の発足にまでいたっています。
その他、環境学校ということで、日本各地のNGOとタイアップしているプログラムでして、教育団体、学校、総合教育の時間などで環境活動として、あるいは技術を持っているNPOとパートナーシップを組み、環境教育を支援しております。毎年10~15校位の学校を訪問してプログラムを実施しております。

コスモザカードエコ
ツールとして、コスモザカードエコがあります。500円の寄付金の付いたカードで、2004年からスタートしました。
弊社の発行しているカードは、発券総数が現在300万枚弱となっておりますが、200万枚を突破したときにユーザーの方へアンケート調査を行いました。カードの機能として、どういった機能を持っていると良いのかという質問に対して、カードを通じて環境の貢献活動を行える。といったご要望も多くございました。

ずっと地球で暮らそう。
「お客さまにこういったニーズがあるんだな。ではきちんと考えてみようか」ということで、エコ基金として募ったわけです。お客様からの寄付金と、弊社からのマッチング、そして、毎年9千万円~9千300万位の寄付などを受けた基金が立ち上がりました。そのカードは、現在の環境貢献、社会貢献をする上でのひとつの大きなツールとなっていまして、発足から6年で、現在会員数は87000人になっています。その基金が、国内外での活動に寄与しております。」
会員の皆様には、「ずっと地球で暮らそう。」という情報誌を発行して、活動内容をご報告しております。
エコカード基金では、エコ会員とコスモ石油の接点である、エネルギーと関連の深い、地球温暖化問題の取り組みをメインに、持続可能な開発支援、途上国保全を中心に、加えて、次世代の環境教育の2本をメインテーマとして行っています。
世界各地でさまざまな活動を支援しているコスモ石油さん。本日のお話をお伺いして、改めて、環境とは?社会貢献とは?ということを考えるきっかけとなり、活動内容の奥の深さを認識しました。特に、常に現地へ足を向け、現状を把握することから始まる、現場重視の取り組み姿勢にはとても説得力があり、現地の方々やNPO、NGOさんはじめ、他者協力を受けて、形式ではなく、実際にどれだけ役に立てるのか。そして地球環境につながるのか。そのバランスを俯瞰しつつ、Act Locallyで、皆と一緒に地球を守っていくという、継続的に活動を実施されていることに裏づけされた、明確なコンセプト、強い想いが鴇田さまのお話から伝わってきました。
最後に、
「私たちは、大きなバックボーンがあるからこそ、ワールドワイドな活動をしていますが、皆さんが自分自身でできることを、ひとつずつ実施していくことに、とても大きな意味があると思います。」
とのメッセージをいただきました。
コスモ石油さんは様々な活動の報告を、冊子にまとめて発信されています。それによって、どんな活動があるのかを知り、身近で参加できることから、具体的なアクションをとっていくことだけでも、小さな力が集まって、大きなムーブメントになっていくかもしれません。





