「沈みゆく島国ツバル」
ツバル諸島のとても美しい写真展となっています。そこで暮らす人々の笑顔や暮らしぶりなどの写真とともに、現実に起こっている「被害」の写真が展示されています。
またツバルに住む人々の写真とメッセージによる展示もあり、現地の方々からのメッセージも見ることができます。
ツバルにほれ込み、写真を撮り続けているツバルオーバービューの遠藤さんは「ツバルを通して、僕らの未来を考えよう。」と語りかけます。沈みゆく国であるツバルの住民たちは、自然と向き合い、動物や植物をはじめ、天から、自然からの恵みを大切にした暮らしをおくっています。
地球温暖化の原因を作っているのは、先進国に住む私たちの贅沢な暮らしです。
こんなきれいな島国を沈ませないためにも、私たち一人一人が、小さなことからでも、具体的なアクションを起こしていきたいと、強く感じさせられた展示でした。

写真を食い入るように見つめたり、パネルの説明を書き写す光景も。

空と海の青。人々の笑顔が印象的な写真が並ぶ。
家族や友人たちと展示ひとつひとつをゆっくり見て回る姿は、皆、とても真剣です。時々、写真や映像を見ながら、親子で自分たちの生活について語り合うなど、メッセージが目に見えて広がっていることがわかる光景も見受けられました。
「低炭素社会に向けた12の方策」
「2050 日本低炭素社会」シナリオチームは、「12の方策」として2050年までに1990年比でCO2を70%削減する「2050年 日本低炭素シナリオ」を実現するための手立てを示しました。
2050年までに1990年比でCO2を70%削減する「2050年 日本低炭素シナリオ」。そのシナリオを実現するための「12の方策」が紹介されています。どの時期にどんな手順で、技術や社会システム変革を導入するべきかをまとめた研究成果が報告されています。
最先端の技術を使って環境を良くする工夫から、企業としての取り組みや具体的な提案内容まで、写真や説明のついたパネルと実物が展示されています。
館内は、写真や映像を撮れることもあって、気になったパネルをデジタルカメラで撮影している光景も多く見られました。
撮影禁止の展示が多い中、メッセージを広く伝えていくにはとても有効なアプローチだと感じました。
低炭素社会に向けて、ここまで広くまとまった展示は初めてということもあり、来場されていた参加者の熱心さは、とても印象的で、少々大げさな言い方かもしれませんが、取材班の私たちが感銘を受けるほどでした。
展示の中には水素ロータリーエンジン車や、銀座でとれた蜂蜜を銀座で食べられるといったユニークな地産地消の事例紹介などもありました。展示の内容は一部、期間中に入れ替えも予定しているとのことで、さらに新しい技術や展示に出合えるかも知れません。
見るだけではなく、実際に、触れて体験できる展示もあり、見ている側を飽きさせない工夫が随所に施されています。

03産業分野。地域の恵みを旬にいただく。

10エネルギー転換分野。次世代エネルギー供給。
12の方策の詳細は以下サイトで紹介されています。
「地球異変」
地球異変と名づけられた展示写真の1枚1枚は、それぞれが私たちが住んでいる地球の一片を切り取った写真です。綺麗であると同時に、どの写真も、知っているものとは異なり、違和感を感じずには居られません。それは、地球が直面している危機そのものを訴えるメッセージが映し出されているからなのですね。
写真はとても強くストレートに、私たちに現実を届けてくれます。
写真展のすぐ横では、温暖化の影響を受けている人々の暮らしぶりを追ったドキュメンタリー映像が放映されています。キャプションとして文字での説明が加えられており、何が問題なのか、何を思って暮らしているのかが、明確なメッセージとして伝わってきます。
どの展示の説明を見ても、難しい漢字は使わず、ひらがなにしてあることや、低い目線からでも可読性の高いキャプションのつけ方など、小学校の低学年やそれ以下のお子さまにも楽しみながら、自ら考えてもらえるような工夫が随所に見られました。

ひとつも忘れまいと記憶と記録に残す。

1枚の写真に見入る少年。

